影執事マルクの忘却

影執事マルクの忘却 (富士見ファンタジア文庫)

影執事マルクの忘却 (富士見ファンタジア文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
エルミナが本棚のハシゴから転落、最近の記憶を失ってしまった!「ええっと…、あなたは…?」突然失われた主従の絆。見知らぬ者を見る目で自分を見つめる主。「私はマルク=マルドゥークと申します。エルミナ、あなたの執事を務めています」丁寧に腰を折って名乗りながら、マルクはひそかに決意した。―あの日、私はただエルミナの隣に傅いて待とうと、決めたではないですか。忘れたならば、また思い出させれば良いのです。そのころ、街ではオークションにカナメのカタナが出品され、契約者が訪れていて―。マルクは不安定な主の心身を守れるか。


マルク、昇給でこんなテンション上がるって、いままでの給料がどれだけ低かったかだな。
『エルミナに害を及ぼすようなら捕虜にして情報を引き出し、無関係ならばまた棺に放り込んで捨てればいい。鎖で雁字搦めにすれば、少なくともマルクたちが屋敷に戻るまでは出てこられまい。マルクは容赦なく自然にそう考えた。』(P103)、自然に考えたことが、主人公の思考じゃねえ。カナメ、やっぱり昔は黒髪だったのか。
『わ、分かってはいますよ。私が女の子から好かれるようなことは、ありえないのだと言うことくらい……。』(P207)傍点までつけるということは、なんかそう思う理由があるのかな?と思ったら、理由知ったら、ジェノバへの態度が逆恨みにしか思えない。
どんどん、屋敷の人間増えるなあ。増えるのはいいけど、アーロンとかドミニクとか男キャラの出番をもっと書いてほしい。新しく増えた、オウマも存在感が薄いというネタのキャラだし。