1/2の騎士

1/2の騎士 (講談社文庫)

1/2の騎士 (講談社文庫)

容紹介
“幸運のさる”を見つけた中学生が次々と姿を消し、盲導犬は飼い主の前で無残に殺されていくーー。
狂気の犯罪者が街に忍び寄る中、アーチェリー部主将の女子高生・マドカが不思議な邂逅を遂げたのは、この世界で最も無力な騎士だった。
瑞々しい青春と社会派要素がブレンドされた、ファンタジックミステリー。

最近、このくらい長い小説を読んでいなかったから、最初のほうは厚さが気になって少し読みにくかった。
初野さんは、デビュー作の『水の時計』は死の間際の少女の臓器などを移植するために配達するという話だったし、この本の終盤戦 ラフレシアでハロやサン、ロクなどの障碍者の人たちが出てきたり、人体の機能が失われることに、こだわりとか関心のようなものがあるのかな。
キャラクターが魅力的で面白かった。