森博嗣のミステリィ工作室

森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)

森博嗣のミステリィ工作室 (講談社文庫)

内容紹介

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ミステリィのルーツに触れてみよう
影響を受けた本から同人時代の漫画まで公開した個人読本、文庫化!

ミステリィを書く上で、影響を受けた100冊をセレクトした「ルーツ・ミステリィ100」、犀川&萌絵(SM)シリーズの自作解説「いまさら自作を語る」の他、同人誌時代の漫画、専門誌に寄稿したエッセィ、山田章博・萩野真・ささきすばる3氏が語る森博嗣像も収録。森ミステリィの魅力と秘密に迫る、充実の個人読本!

第1部 森 博嗣のルーツ・ミステリィ100(ミステリィ100だけど、4分の1くらいは、ミステリーじゃない本も混じっている)、の中で、僕が読んだことのある本は11作品しかなかった。
読んだことのある本は、以下のとおり
1.Xの悲劇
14.ブラウン神父の童心
54.モルグ街の殺人事件
58.星の王子様
79.バイバイ、エンジェル
81.虚無への供物
84.空飛ぶ馬
86.絡新婦の理
88.われ笑う、ゆえにわれあり
99.トーマの心臓
100.ポーの一族
紹介されている中で読んでみたい本は、
19.苦い林檎酒
62.百頭女
タイトルは知っていたが、“いったい何なのかよくわからない。”という文があったので読みたくなった。
96.死霊
読みたかったんだけど、読み終わるのに時間がかかりそうなので、買おうか迷っている。
第2部いまさら自作を語るは、S&Mシリーズの10作と短編集まどろみ消去地球儀のスライスについてのあとがきのようなもので、1冊の本について4ページ書いてある。
第3部森博嗣の多重な横顔
第1章建築学助教授の顔は、作家としてデビューする前の建築関係でのエッセイ
第2章漫画人の顔は、萩尾望都さんとの対談と森博嗣さんの漫画
第3章趣味人としての顔は、模型飛行機、模型機関車、ペットなどの話
第4章ミステリ作家としての顔は、エッセイと森さんが考えたミステリィにおける法則集と、ミステリ読者、ミステリィ超読者の十戒

さて、明らかにミステリィではない作品が含まれている。しかし明らかにミステリィではない作品などこの世には存在しない。すべてミステリィである。ジャンルを限定することを森はしない。