らじかるエレメンツ

らじかるエレメンツ (GA文庫)

らじかるエレメンツ (GA文庫)

内容紹介
アクセル全開ハイテンション学園コメディ!
嶋谷鉄太郎が部長を務める刀鎌北高校化学実験部は、日頃まったく実験や研究を行わず、学校をいたずらに騒がせてばかりいる、大変いいかげんな部活である。 だが簗瀬アルミ率いる生徒会からの「部室明け渡し」通告により、彼らの楽園は風前の灯となっていた。唯一の望みは、夏休み明けまでに部として実績を上げること。もちろんそんな実績、急にあげられるわけがない。
困ったあげくに彼らが思いついたのは「なんとなくマイナーそうな競技『スポーツチャンバラ』で名を上げて実績にしよう!」という、いろんな意味で無謀な作戦。一癖も二癖もある部員達を率い、鉄太郎は大会目指して邁進することになるのだが……!?

内容(「BOOK」データベースより)
嶋谷鉄太郎が部長を務める化学実験部は、日頃まったく実験や研究を行わず、学校をいたずらに騒がせてばかりいる、大変いいかげんな部活である。だが簗瀬アルミ率いる生徒会からの「部室明け渡し」通告により、彼らの楽園は風前の灯となっていた。唯一の望みは、夏休み明けまでに部として実績を残すこと。もちろんそんな実績、急に上げられるわけがない。困ったあげくに彼らが思いついたのは「なんとなくマイナーそうな競技『スポーツチャンバラ』で名を上げて実績にしよう!」という、いろんな意味で無謀な作戦。一癖も二癖もある部員達を率い、鉄太郎は大会目指して邁進するが…!?アクセル全開でブッ飛ばす、ハイテンション学園コメディ。


ギャグ系ライトノベルとしても青春小説としてもとても面白い。
個人的にはベン・トーバカとテストと召喚獣クラスと同じ感じの面白さのように思う。
地の文が特に面白い。漫画ネタが多い感じがする。
『南校舎二階左隅空き教室爆破貫通事件』とか化学実験部が、スポーツチャンバラの合宿で、軍曹(アメリカ人)と格闘をしているという風なエピソードのありえない感じがとても面白く楽しめて読めた。

それでも先輩達は「お前達らしい贈り物だったよ」と、光の加減では笑顔に見えなくもない顔で言ってくれたのでよしとしよう(21-22p)
ひたすら暇だった。図書館から大量に本を借りて貪り読んだ。大和和紀の『あさきゆめみし』を3回くらい読み返し、『グインサーガ』を百冊と『宇宙英雄ローダン』を二百三十冊くらい読んだ時点でそれにも飽きると、俺は真剣に退部を考えるようになった。(50p)

「羽卵先輩が刀を担いだ……!!」
凛がそういって息を呑んだ。それを聞いてティーガーが尋ねる。
「凛。あの構えのことを知っているのか?」
凛は戦慄の面持ちで頷いた。
「はい……。あの、昨日羽卵先輩、寝る前に『シグルイ』を読んでいたので、たぶんその影響かと……」
終わった(269-270)