イヴは夜明けに微笑んで―黄昏色の詠使い

出版社/著者からの内容紹介
誰かのもとへ還りたい−−切ない願いが紡ぐ、詠うファンタジー
物体の名前を詠うことで呼び寄せる召喚術・名詠式。その専門学校に通うクルーエルは、異端の夜色名詠を専門にしている転校生・ネイトに興味を抱いていた。同じ頃、学校に伝説の名詠士・カインツが現れて−−!?

内容(「BOOK」データベースより)
彼女は、ずっと考えていた。人と関わらず、孤独な人生。それで、いいのかと。だから、決めたのだ。自分の“心”を形にして詠び出せる、名詠式を学ぶことを。そうすれば、少しでも彼に…何かを伝えられるかもしれないから―。『Keinez』・『Ruguz』・『Surisuz』・『Beorc』・『Arzus』―この五色を基本に、呼びたいものと同じ色の触媒を介し、名前を讃美し、詠うことで招き寄せる名詠式。その専修学校に通うクルーエルは、年下の転校生で、異端の夜色名詠を学ぶネイトに興味を抱く。一方、学校を訪れた虹色名詠士・カインツもまた、夜色名詠の使い手を探していて…!?第18回ファンタジア長編小説大賞佳作受賞作。“君のもとへ続く詠。それを探す”召喚ファンタジー

序章で出てきたイブマリーとカインツが主
人公の物語だと思ったけど、序章だけであっという間に終わってしまった。
最初の巻ぐらいは、カインツは苦戦をせずに勝ってほしかった。天才的なキャラでいてほしかった。
個人的には、本来の主人公のネイトやクルーエルのほうに今のところはイブマリーとカインツを上回るほどの魅力を感じなかった。
というか結構未熟なのに最初の巻から活躍しているのがあまり納得いかないなあ。
このシリーズの世界観は名詠式を使う名詠士という人達がいるということ以外にはまだはっきりとはわからないので、世界観がわかったらもっと楽しめそう。
ファンタジーでの学園物は好きなので、このシリーズは読もうと思う。