とある魔術の禁書目録 18

『清教派』VS『騎士派』!! 科学と魔術が交差するとき、物語は始まる──!

 インデックスが所属する『イギリス清教』の総本山・ロンドン。その魔術の都が、騎士団長を頭首とする『騎士派』のクーデターにより堕ちた。その影響はイギリス国内全土に及び、市街では一般市民が軍に拘束されるという異常事態に陥る。『騎士派』の“変革”が進行する渦中、魔術師擁する『清教派』は各所で抵抗戦をつづけるのだった。
 インデックスを救うためフォークストーンに向かった上条当麻は、ついにクーデターの主謀者の元にたどり着く。そこで出会ったのは、『神の右席』後方のアックアだった。彼が刃を向けている先には、イギリス第二王女・キャーリサの姿が。カーテナ=オリジナルの圧倒的な力を誇示する彼女を前にして、上条とアックアはついに共闘という異例の体制を取る……! それぞれの思惑がイギリス中を交錯する緊迫の最新巻登場!!

SSをあわせてシリーズ20作目。
目次を見て「新たなる光」ってなんだっけって思うほど、全館の内容をおぼろげにしか覚えていない状態からだったので最初のほうは前巻の内容を思い出しながらの読書。
堕天使エロメイド、大精霊チラメイド、小悪魔ベタメイド、女神様ゴスメイドといった変なメイド服がなんで何着もあるんだ。
前巻と合わせて800ページ弱というのは長すぎるように感じる。
前巻もそうだけど、見開きでの挿絵は珍しい。

水面まではおよそ一〇メートル前後。
落下への恐怖からか、上条の胴にしがみつくフロリスはこめかみに血管を浮かべて叫ぶ。
「終わったーっ!!」
「いや大丈夫、水面をクッションにすれば……っ!!」
「その川は水深一メートルねーんだよォォおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」(53p)