1×10 藤宮十貴子は懐かない

1×10  藤宮十貴子は懐かない (富士見ファンタジア文庫)

1×10 藤宮十貴子は懐かない (富士見ファンタジア文庫)

内容紹介
無気力なダメ人間の高校生・一条天馬は、ある日瀕死の重傷を負う。そこを後輩で自称魔法使いの美少女・藤宮十貴子に助けられ、九死に一生を得る。その日から、天馬と十貴子の奇妙奇天烈な運命共同体ライフが始まった

内容(「BOOK」データベースより)
「今日から私はあなたの犬です。どうぞよろしくこんちくしょう」目の前にいる美少女は怒ったようにのたまった。ある日ドジって呆気なく死んだ高校生・一条天馬は、学校の後輩で学園のアイドル・藤宮十貴子に助けられ蘇った。十貴子は魔法使いで、その魔法で消えかけた天馬の命を救い、その為ふたりは「離れられない関係」となったらしい。全然事態が理解できない天馬。そんな彼の意志をまったく無視し、ラブ度ゼロの奇妙な同居生活は幕を開けるのだったが…。無気力ダメ少年と、“世界一の魔法使い”を目指す素直じゃない難儀な美少女のヴィヴィッドでピカレスクなラブコメディー開幕。


作者の鈴木大輔さんは、二ノ宮君シリーズで有名だけど、そのシリーズは大分長いので手をだすのが億劫で読んだことがないが、新シリーズということで、読んでみようと思い購入。
主人公がわりとおかしな状況に立たされていながらも、混乱せずに理性的に飄々としているさまが面白い。
夢の伏線あったけど、結局それが明らかにされるまでわかんなかったけど、一人称が違うからわかんなくても当たり前かもしれないけど。
最初から読みやすかった。設定がゴテゴテとしていないのもいい。