打ちのめされるようなすごい本

打ちのめされるようなすごい本 (文春文庫)

内容（「BOOK」データベースより）
「ああ、私が10人いれば、すべての療法を試してみるのに」。2006年に逝った著者が最期の力をふり絞って執筆した壮絶ながん闘病気を収録する「私の読書日記」(「週刊文春」連載)と、1995年から2005年まで10年間の全書評。ロシア語会議通訳・エッセイスト・作家として活躍した著者の、最初で最後の書評集。

米原万理さんの書評集。５５０ページ超という厚さに中々読めないでいたけど、３日くらいかかってようやく読了。
書評集というものをあまり読んだことがなかったが、この本を読んで書評って面白いんだということを今更ながら知った。
書評なので、読んでいるとどんどん読みたいと思う本が増えていってしまう。ノンフィクションなどは、面白いノンフィクションを読みたいと思っても、どれが面白いかよく分からなかったので、あまり読めていなかったのだけど、この本を読んでみたいと思えた本があった。面白い本を読みたい人への良質のガイド。
面白そうと思った本はノートに題名を書いていたのだが、この本１冊で読んでみたいと新たに思った本は７０冊くらいにものぼってしまった。このうち何冊くらいを読めるのだろうか。