人類は衰退しました 5

人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)

人類は衰退しました 5 (ガガガ文庫)

内容紹介
わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は""妖精さん""のものだったりします。
そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の""調停官""であるわたしのお仕事。
そしてこの仕事に就く前、多くの時間を過ごしたのが《学舎》と呼ばれる人類最後の教育機関です。
寄宿舎で出会った友人たち。RYOBO230r。秘密の倶楽部・のばら会。妖精のお茶会。
感傷に浸るにはまだ早いのに、なぜ思い出すの……?里に現れた侵略者!
奪還チームを組んで地下に潜ったわたしたち――死亡!? ピロリロリン♪でCONTINUE?

一年ぶりのシリーズ新刊。
妖精さんの、ひみつのおちゃかい』主人公が学生時代の頃の話。小規模で、現代から見れば牧歌的なようにも思えるような世界だろうと、集団がある限り、いじめとかそういう問題はなくならないもの、というのは、このシリーズは一見ほんわかしたような世界だけど、その辺りシビアだよね。
あと、現代での主人公とYの絡みをもうちょっと書いてほしかった。
妖精さんたちのいちにちいちじかん』世界自体がゲームになってしまうというのは、面白かった。最後の助手さんがゲームのジャンルを美少女ゲームにしているのには笑った。