ほうかごのロケッティア

ほうかごのロケッティア (ガガガ文庫)

ほうかごのロケッティア (ガガガ文庫)

内容紹介
何もかもが、順調なはずだったオレの学園生活。あの電波女が来るまではーー。
「私の""友達""を宇宙に返して!」電波女に弱みを握られたオレに与えられたのは「携帯電話を人工衛星にする」というバカげたプロジェクト。
高校生が自作ロケット?ほかに行き場のない連中の現実逃避だろ!?オレの心配をよそに、
ひと癖もふた癖もある連中が集まり、ロケット制作は始まった。
カウントダウンの先にあるのは、バカげたドリーマーの自爆行為か、教室という箱庭からの脱出かーー。
青春と妄想をのせたロケットが今、宇宙へ「リフトオフ」する!

スクールカーストの話は、暗くなってしまうので、明るい青春物を期待していたので、そこが余計な部分に感じた。期待は期待として置いておいても、その部分はあまりページ割かれていないし、特に重要であるようには感じないので、同じジャンルのものと被らないようにひねったということなのかな。
エピローグの十数年後で、彼らがロケットに関わる仕事をしているのが、一回したことで燃え尽きて他の仕事をしているとか、エピローグでそういう風になるよりそのほうが読後感がいいので、良かった。