会長の切り札 忍者ガールで罠をはれ!

内容(「BOOK」データベースより)
母校存続を賭けた勝負の次なる相手は、伝統を誇る桜川女子高校。対決種目は市街全域を使った陣取合戦に決定した。戦術が重要と考え、作戦会議を重ねる楢山高校生徒会だったが、桜川女子のスパイが楢高の男子生徒を誘惑し、情報を聞き出していた事が発覚する。作戦内容が筒抜けと知り、焦る朋絵たち。しかし光明は、すでに対策を練り始めていた。その鍵を握るのは、日本オタクの留学生・リタだった―。現代版国盗絵巻、第2幕。


水雷艦長というゲームをこの本ではじめて知ったので、個人的には馴染みがないのでルールを覚えるのに説明しているページを何度か読み返した。
早乙女会長の『あ、いや、だって、ほら、日本って狭い国でしょ?狭いところに、ごちゃっと家を建てて住んでるから、たまたま偶然に家が隣だったという……そういう関係の男の子と女の子は一杯いるのよ!(P30)』というのは、どこの国だって幼馴染なんて大勢いるから言い訳になってなくて、動転しているのが丸分かりで可愛い。
前回の樫森高校戦で、光明の策で勝ったという裏づけがあるので、1巻よりも光明を信用することができる。前回の対戦で楢山高校は最初一体感が欠けていたけど、今回は楢山高校側がそういう内部分裂しているようなことがないからよかった。
今回の相手方の桜川女子高校の華之宮会長のイラストが好き。