つまみぐい文学食堂

つまみぐい文学食堂 (角川文庫)

つまみぐい文学食堂 (角川文庫)

内容紹介
O・ヘンリーのライスプディングカポーティのフルーツ・ケーキなど、一皿の表現が作品の印象を決めるような食にまつわるあれこれを綴った、柴田節光る異色エッセイ。吉野朔実さんのイラストつきでお届けします。
内容(「BOOK」データベースより)
つまみぐい、積もり積もればフルコース!メルヴィルの名作『白鯨』の揚げパンから、オースターの人気作『ムーン・パレス』のチキンポットパイまで、当代きっての名翻訳家でもある当店店主柴田氏が選りすぐった文学の中の食の数々。人の心を揺さぶる一皿を、主人公ならずとも、読んだら思わず食べたくなること請け合いの、極上のエッセイ。文庫版訳し下ろしボーナストラックつき。


柴田元幸さんの食をテーマにしたエッセイ集。柴田さんのエッセイを読むのはこれがはじめて。あとがき対談にも書いてあったけど、食をテーマにしたエッセイだけど、不味そうなものの話が多め。Desertsの最後のワシントン広場の夜は更けてとボーナストラックの鼠、鳥、ソーセージはショートショート作品。収録されているエッセイで特に印象に残ったのは『イカ・タコ』。