天来の美酒/消えちゃった

天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)

天来の美酒/消えちゃった (光文社古典新訳文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
故郷の酒蔵で見つけた一本の麦酒で人生が急変する男を描く「天来の美酒」。車で旅する夫婦と友人が大きな街で一人、また一人と消えていく「消えちゃった」。生涯、短篇小説を中心に執筆し続けた「短篇の職人」コッパードが練達の筆致で描いた珠玉の11篇。

色々なところでよい評判を目にするので気になって購入。光文社古典新訳文庫の作品、2年前位には個人的に海外文学を特に好んで読んでいた時期にはよく読んでいたのだけど久々。
解説に、初めての短編集を上梓した翌年に作家講座から勧誘の手紙が来たというエピソードが紹介されていたけど、確かに型にはまったような作品ではないので、終わり方に少し面食らってしまう。でも幾編か読め進めたらそれにも慣れて楽しめた。