ミステリは万華鏡

ミステリは万華鏡 (角川文庫)

ミステリは万華鏡 (角川文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ミステリに生まれミステリに生きる作家・北村薫が、本格ミステリから熊の撃退法、果ては魚の骨まで、森羅万象にちりばめられた謎を縦横無尽に解きまくる。読み終えると、世界が何倍も豊かになっている、濃くて美味しいエッセイ集。北村作品でおなじみの謎ネコ画伯、大野隆司氏との語り下ろし巻末対談つき。

北村さんのエッセイを読むのは『謎物語』以来2冊目。夢野久作『瓶詰め地獄』、小栗虫太郎黒死館殺人事件』、久生十蘭ハムレット』などの作品に内容に触れてあって『そちらを先に、お読みください。』とあったけど、いまのところは読んでいないけど、ページをとばして読むべきかとも思ったけどそういう習慣がないので、とばすとどうも読んでいて居心地が悪くなってしまいそうだったので、触れてある作品については読んでいないけれど、とばさず読んだ、それに実際にそれらの作品を読むころには忘れてしまいそうですし。
ミステリ作家さんがそのジャンルについて語る、あるいは作品内でミステリ論を語る、ということは言及されている作品をろくに読んだことがなくても、読んでて楽しいから好き。