坂の上の雲 4

新装版 坂の上の雲 (4) (文春文庫)

新装版 坂の上の雲 (4) (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
明治三十七年二月、日露は戦端を開いた。豊富な兵力を持つ大国に挑んだ、戦費もろくに調達できぬ小国…。少将秋山好古の属する第二軍は遼東半島に上陸した直後から、苦戦の連続であった。また連合艦隊の参謀・少佐真之も堅い砲台群でよろわれた旅順港に潜む敵艦隊に苦慮を重ねる。緒戦から予断を許さない状況が現出した。

第二次世界大戦では陸軍が最大の責を負うのだから、そこまで愚劣になっていなくても明治維新から海軍にできた刷新ができていないのがね。補給を軽視した計画を立てて困っていたけど、補給って戦闘のうちでかなり重要なことだと思うけど、当時はそれが常識でなかったの?それとも単に無能なだけ?
乃木、伊知地が無能すぎてイライラ。特に伊知地があんなに無駄死にさせているのに特に責任を取っていないのが。当時のロシアは世界最高の陸軍と日本の二倍の海軍を持っていたのに本当になんで日本に負けたんだろうと不思議に思う。1冊丸々戦争の話は精神的にしんどい、特に近代戦だから英雄譚となるわけでもないから重い。