雲雀

雲雀 (文春文庫)

雲雀 (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
オーストリア軍の兵士、オットーとカールの兄弟は、膠着状態の戦線で、ロシア兵達の虐殺を目撃したことをきっかけにジェルジュと呼ばれる若者に出会う…。第一次大戦の裏舞台で暗躍する、特殊な“感覚”を持つ工作員たちの闘いと青春を描いた連作短篇集。芸術選奨新人賞を受賞した『天使』の姉妹篇。

『天使』も面白かったが、展開が速くて理解が追いつかないようなところもあったので、この位のペースの方が読みやすい。『天使』を読んでそんなに経っていないうちに読めたからか、1日ちょっとで読むことができた。この調子で積んである『鏡の影』と今月文庫化されてまだ開いてもいない『ミノタウルス』も読んでいきたい。
『天使』『雲雀』の時代背景について詳しかったらと思っているので、そのうち第一次世界大戦の頃についての歴史の本読んでみようかなという気分になった。
キャラクターの魅力が更に強く感じられるようになったので、読んでいるうちに『天使』を読み直したくなってきた。