終生ヒトのオスは飼わず

終生ヒトのオスは飼わず (文春文庫)

終生ヒトのオスは飼わず (文春文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
2006年に世を去った著者が愛した毛深い家族たち(猫4、犬3)はいかなる運命をたどったのか。好評エッセイ「ヒトのオスは飼わないの?」の続編と、父母の思い出やプラハで住んだ家、自分で書いた死亡記事などを収録した「終生ヒトのオスは飼わず」を一冊に。

第一部は『ヒトのオスは飼わないの?』と前作と同じタイトルで、そのまま前作の続きの話だけど、第二部の『終生ヒトのオスは飼わず』は米原さんへのインタビューの記事を収録したものも混ざっているなど結構雑多な感じ。第二部は家族の話が多め。単行本解説では、米原さんがなくなった後の『「毛深い」家族達のその後』のことが書かれている。結局最後までゲンがいなくなったままで、それなのに何度も言及されているからそのたびになんともいえない気持ちになるな。