武士の時代 日本の歴史 4
- 作者: 五味文彦
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2000/01/20
- メディア: 新書
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出版社/著者からの内容紹介
「祇園精舎の鐘の声,諸行無常の響きあり」-『平家物語』が都の辻々で語られた中世鎌倉時代は,全国各地で新興武士勢力が割拠する一方で,新しい創造性に満ちた仏教が民衆の広い支持を集めた時代だった.本書では源平の争乱から鎌倉幕府成立,蒙古襲来を経て,室町時代の御所で華麗な能楽が舞われた応仁の乱前夜までを活写する.
前の『平安時代』を読んでからこの『武士の時代』を読むのに大分時間がかかってしまった。少なくても今月中には『日本の歴史』シリーズの次の巻を1冊くらいは読み終えるようにしよう。
権力が貴族から武士へと変わっていくけど、武士が力を持ったことによって何かが劇的に変わるわけじゃないということで、↓の文章を思い出した。
『 文化のハードウェアーが劇的に変化するとき、不思議なことに、ソフトウェアーのほうは前時代のソフトウェアーの様式をそっくり真似るという現象がしばしば観察される。(鹿島茂『セーラー服とエッフェル塔』)』
2章と3章の鎌倉幕府ができてからの朝廷や農民について書かれていて面白かった。