ココロコネクト カコランダム

ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)

ココロコネクト カコランダム (ファミ通文庫)

内容紹介
太一は、過去をやり直したいと思う?
冬休みを直前に控えた終業式。文研部のメンバーは、ある謎の文字を見つける。「稲葉・永瀬・青木・桐山」、そして「12時~17時」。誰が書いたのか、その意図すらも分からず首を捻る五人は、12時に信じられない光景を目にする。子供に戻ってしまった伊織と唯、二人は身体と精神がともに幼くなっていて……!? 17時にピタリと止まる奇妙な条件、いつまで経っても姿を現さない<ふうせんかずら>、さらに唯一現象が起こらない太一に、謎の影が忍び寄ってきて――。愛と青春の五角形コメディ、大波乱の第三巻!

今巻の現象は「時間退行」
今回の主催(?)はいつもの<ふうせんかずら>じゃない。ソッチ側の事情はどうなっているのか。<ふうせんかずら>たちのことただの超常現象の擬人化みたいな、ただそういうものだと納得しなければいけない設定でなくちゃんと設定されていそうだ。<ふうせんかずら>嫌いでも、そうじゃない現象がおこるとなんか気味悪いな。
今回は、青木がとても格好いいね。青木は知行一致しているのがいい。
永瀬の母、強いな。こういうエピソードではどうしても重苦しくなるものだけど、予想外の小気味良い終わりだったので好き。最後、これで稲葉がヒロインになるということだとしたら、個人的にはすばらしいことだ。