影執事マルクの秘密
- 作者: 手島史詞,COMTA
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2010/04/25
- メディア: 文庫
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内容紹介
家令のドミニクが長期休暇に入った。代わりに屋敷を仕切るマルクのもとに、執事への果たし状が届く。同じころ、マルクの兄クリスが何者かの手に倒れ――。何やらピンチの影執事マルク、恋のバトルも第2ラウンドへ!
内容(「BOOK」データベースより)
―どうして、執事などになってしまったのでしょうね―エルミナの柔らかな唇の感触を思い起こし、マルクはため息を吐いた。執事が主に恋しても、これ以上近づくことは許されない。だが、恋心を自覚した以上、カナメとは距離をおかなくては…。突然の長期休暇に入った家令のドミニクに代わり屋敷を仕切ることになったのに、悩んでばかりのマルク。腑抜けた様子の執事を見て、エルミナは案じ、セリアは鬱陶しがり、カナメはある決心をした。そんなざわついたヴァレンシュタイン家に、「執事」への果たし状が。同じころ、マルクの兄クリスが何者かの手に倒れ…!?窮地続きの影執事マルク、家令の謎に迫る過去編&カナメ逆襲編。
シリーズ7冊目。
登場人物紹介で、オウマの顔が隠されているのには笑った。
『「はあ。そう言われましても、人から恨まれるようなことなど心当たりが多すぎて、誰かなど特定しかねます」』(P45)、恨まれることが多すぎて、、って相変わらず主人公の台詞じゃないなあ。
ドミニクの過去。想像していたよりもドミニク、30ちょっとすぎくらいか、案外若いな、過去が描かれるにしてもいつの時点でも現在と同じ姿なんじゃないかと思っていたので。
終わり方、ドミニク本人がやってきてやたらあっさりと終わってしまったので、なんだか何でマルクたちと戦っていたのかよく分からなくなっちゃったな。