死なない生徒殺人事件―識別組子とさまよえる不死

内容(「BOOK」データベースより)
「永遠の命を持った生徒がいるらしいんですよ」生物教師・伊藤が着任した女子校「私立藤凰学院」にはそんな噂があった。話半分に聞いていた伊藤だったが、後日学校にて、ある女生徒から声をかけられる。自分がその「死なない生徒」だと言ってはばからない彼女だったが、程なく彼女は何者かの手によって殺害されてしまう―。果たして「不死」の意味とは?そして犯人の目的は!?第16回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞”受賞者・野崎まどが放つ、独創的ミステリ。

野崎さんの小説は文章がとても面白いから好き。文章の魅力からその著者の本は絶対読もうと思っている作家さんは野崎さん一人きり。
『四角形と五角形の中間の図形』意味わかんないけど、すごさは伝わるのはすごいな。
『先に言っておくとね。実は私は、まだ君が犯人だと分かっただけで、犯行の方法は分かっていないし、動機も全く分かっていないんだ。』(P194)犯人目の前にして、ふわふわだなあ。まあ自分が立て続けに殺された(?)のだから仕方ないけど。
前回もそうだったから、頂上的な存在が終わりに出てきても前回よりも驚かないなあ。