ゴッドスター

ゴッドスター (新潮文庫)

ゴッドスター (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ここは東京湾岸の埋め立て地。あたしと息子のカリヲと地霊メージの住む場所。社会から隔絶された埋め立て地では時空も歪んで、人間と地霊の不思議な邂逅さえ実現するのだ。けれどここに犯罪者のリアルな暴力が侵入してきた。戦いが始まる―ナイフの如くシャープな文章が、現実と幻想を華麗に融合させる。多彩なイメージと圧倒的スピード感に溢れた古川日出男ワールドがここに。

書店で見かけてはじめて気がついた。古川さんの小説は、特に偏愛しているという意識はないのだけど、不思議と文庫で出たらすぐに買ってしまう。
相変わらずの独特の語り、古川さんの小説を読んで、こうして感想を書こうとするといつもそうだが何にも出ないんだよな、何故だか知らないけど。『これは解説ではない』という解説(?、それよりほか言いようがない)で書かれていること、やたらと難しいなあ。