キマイラの新しい城

キマイラの新しい城 (講談社文庫)

キマイラの新しい城 (講談社文庫)

出版社/著者からの内容紹介
事件発生は750年前!古城の密室に石動戯作が奇抜な演出で挑戦する!
この話を書けるのは殊能将之の他にいない!
「私を殺した犯人は誰なんだ?」欧州の古城を移築して作られたテーマパークの社長が、古城の領主の霊に取り憑かれた!? 750年前の事件の現場状況も容疑者も全て社長の頭の中にしかない。依頼を受けた石動戯作(いするぎぎさく)も中世の人間のふりをして謎に迫る。さらに、現実にも殺人が! 石動はふたつの事件を解明できるか!?

この本を読む前に「黒い仏」から読もうと思ったけど、アマゾンでは現在品切れになっているのでこちらから先に読んだ(読んだのは↑の画像にある文庫版ではなくノベルス版だけど)。あんまりミステリーって感じはしないけど、ものすごく面白かった。終始笑いながら読め、だれるようなところがなかった。稲妻卿のグランドハイアット東京での大立ち回りとかが特に面白かった。水城さんが再び登場したのも嬉しい。石動、今回まともな活躍がないな。
これを読んだら、殊能さんの本もっと読みたくなっちゃったな。「黒い仏」古本ででも買うべきか。