まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

まおゆう魔王勇者 (2) 忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

まおゆう魔王勇者 (2) 忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀

内容紹介
「まおゆう」の第2巻が早くも登場!
話題沸騰の「まおゆう」。
書籍化にあたりトップクリエーターが集結し、「もっと面白く、もっと読みやすく、もっとわかりやすく」を合言葉に、総監修、桝田省治氏の指揮のもと「まおゆう」の魅力を最大限に引き出しました!
著者の橙乃ままれ氏自身による加筆修正でさらに面白く、文章が横組から縦組になってさらに読みやすく、水玉螢之丞氏のキャラクター原案とtoi8氏のイラストで登場人物たちがさらに輝き、山北篤氏・細江ひろみ氏による脚注で、経済用語や難しい単語もわかりやすくなりました。
さらに、SF界の重鎮、笹本祐一氏、新城カズマ氏による対談を付録として収録! おふたりが鋭く「まおゆう」の世界を斬り込みます。

毎月刊行2冊目。
この巻は○○子弟たちの活躍がすごいなあ。
おもな登場人物、軍人子弟と商人子弟にはひげあるのか。ということはひょっとして、というか普通に○○子弟たちの方が勇者とかよりも年上なのかな。
青年商人の見せ場きた。

メイド姉「あのときのわたしは、少しも、わかりませんでした。同じ人間なら戦争なんてやめられる。偉い人の命令で戦っているだけだから、偉い人がいなくなれば、戦争なんてなくなるはずだ。簡単にそんな風に考えていました。でも、そんなふうに簡単に考えている私は同じくらい簡単に”魔族だったら滅ぼしても構わない”なんてかんがえていたんです。
それなのに精霊様を……ちょっぴりですけど、恨んだこともありました。こんな苦しいものが”出会い”なんかであるはずがない。傲慢にも、そう思っていました。当主様が何を思って、”出会い”っておっしゃったのか、少しもわからずに」
メイド長「……」
メイド姉「今でも、正直言えば、わかってはいません。どのような気持ちで、あんな表情をなされたのか。でも、わからなくてはならないと思うんです。……わたし自身のために」
(P292)

メイド姉、悩み中。いい感じに成長してるねえ。この台詞からメイド姉のこと好きになった。個人的には演説シーンよりもずっと気に入っている。