氷結鏡界のエデン 5 絶対聖域

「巫女としてじゃなく、幼なじみとして何もできないのが悔しいの」真夜中に突然やってきたユミィを前に、シェルティスは微笑む。―ユミィが頼ってくれる。それだけで、僕には充分だから。浮遊島事件の真実をあかすため、統政庁を訪れた天結宮の巫女・ユミィとシェルティスたち。しかし、双方の主張は食い違うばかり。そんな中、錬護士筆頭イシュタルが全ての事象を記録する統政庁の秘宝『ミクヴァの緋眼』への恐制接触を提案。さらにユミィに巫女として決断を迫る―危険な任務を誰に託すのか、と。一方、沁力術士『黄金のマハ』とイグニドも、統政庁に姿を現す…。己の“絶対の聖域”を護るために闘う、重層世界ファンタジー

はじめに読んだときは100ページくらい読み終えたところで、自分でもよく分からんが読み進められなくなってしばらく置いておいたが、かなり時間を置いてしまったがようやく読了。
シェルティス、今更過ぎるけど、正体を隠したいなら名前も変えろよ。変えずに、ばれないか緊張しているのってどこか滑稽。
イシュタル、百分の四十七グラムの誤差の調整って、何グラムとかならすげーってなるかもだけど、そのくらいじゃ埃とか戦闘中なら血がついたり相手の武器に当たったりしたら変わるレベルのことだろうから。つまり槍の感覚が万全なのは一合のみってことじゃん。それとも、ユミィに自分を信頼してもらうために調整はすでに終わっているけどあえて言ったということか?
『モニカたちと一緒にいる姿を見られれば、自分も天結宮の護士であることは一目瞭然だ。最悪そのシナリオも覚悟していたのだが……』(P245)護士であることはわかんなくとも、会話で天結宮側の人間であることはまる分かりだから、見られることにあまり意味は無いと思うが。