平安京の暮らしと行政

平安京の暮らしと行政 (日本史リブレット)

平安京の暮らしと行政 (日本史リブレット)

内容(「BOOK」データベースより)
本書では、平安時代に都と庶民との橋渡しをする組織であった京職を通して、平安京という空間に生きる人々の生活の基本を探ってみる。

中村修也さんの本は読みやすいから好き。この本も行政というと、とっつきづらい感じがするけど、読みにくさをまったく感じさせないのはさすが。
P8、桓武天皇の絵、もっと美々しい絵が合ったのでそのイメージが強いので、なんかしょぼい。
弾正台『武官ではなく兵も持たなかったため、追捕能力に欠けた。』(P54)この役職、武官ではなかったのか!今までは、織田信長のイメージが強かったのでなんとなく武官の職なのかと思っていた。
清盛が出家した年(1168年)に、朱雀大路は田地化されていたというのは驚き。いくら右京が荒廃していたとはいっても、栓と当初はメインストリートだったところが田地になるというのはちょっと想像つかない。