人間臨終図鑑 4

人間臨終図巻4<新装版> (徳間文庫)

人間臨終図巻4<新装版> (徳間文庫)


内容(「BOOK」データベースより)
巨匠・山田風太郎が、歴史に名を残す著名人の死を、亡くなった年齢の順番に描いた、不朽の名作の新装版、121歳の泉重千代をもってここに終幕。923人の死に様、そして生き様に、あなたは何を思うか。

犬養毅、「話せばわかる」というのは有名だが、今まできられる直前にうろたえて言い分けのような感じでいったと思っていたが、『そいつらに会おう。話せば分かる』『今の若い者をもう一度呼んで来い。話して聞かせることがある』という具合に前後にも「話せば分かる」と言っていたことは知らなかった。
安岡正篤、『女性実業家兼占術家の細木数子と意気投合し、すでに妻を亡っていた彼は、その夏、彼女に捺印つきの婚約誓約書を渡すに至った。』(P294)この本で細木数子の名前を目にするとは思わなかった、名前が出るということはこのころでも結構有名だったのかね?何年か前テレビによくでてたが。
これで、人間臨終図鑑もようやく読了。しかし、よくこういうアイディアを1500ページ以上の分量の本にしたなあ。普通アイディアとして浮かんでも、こんな分量を書くのは尋常じゃない、普通に小説やらを書くより何倍も手間がかかると思うのに。