つづくオン・マイ・オウン―フルメタル・パニック!

内容(「BOOK」データベースより)
「もう無理だと思うよ」その言葉が、まるで呪文であったかのように、宗介の周りのすべてが変わり始めた。宗介の警護をかいくぐり、かなめの部屋に現れたレナード。彼は、かなめを“アマルガム”へと誘い、“ミスリル”全面攻撃を告げた。そして―予告は現実となる。その日、磐石と思えた“ミスリル”が、宗介とかなめの九か月間を見守った街並みが、“アマルガム”の猛攻に震えた。「彼女は、絶対に守る」。絶望的な戦いの中、宗介はただひとり死闘へと向かう。


 あいかわらず感想を書くのすらたまにしかできない。ちょっと、今年中に最終巻の感想を書けるかどうか、変に不安になってきてしまっている(苦笑)。
 クラスメートや担任『無垢なる友人として『信用』はしていても、『信頼』はしていない』(P26)そりゃ、困ったときとか悩んでいるときに相談しても、相手が答えられなそうだ(言葉を濁して、曖昧に話を終わらせるだけで終わるだろう)から、信頼はできないわな。たしかにその点、林水は自分なりに考えて答えてくれそうだから信頼とかそういう関係だといわれても納得だ。でもそんな人間が一介の高校生だという事実を思い出すと笑えるけどw。それと、林水、かなめが中心にいることも気がつくとは、さすがだ。
 日常が音を立てて崩れていくさまを見るのは辛いなあ。それに、宗介が友人に攻め立てられているのを見るのも辛い。ミスリルも拠点を放棄しなくてはいけない状況に陥ってしまったし、これから一体どうなるんだろうか。