ミスマルカ興国物語〈1〉

ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

ミスマルカ興国物語〈1〉 (角川スニーカー文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ミスマルカ王国の王子マヒロは、勉強も剣の訓練もせず、夜遊びばかりのぐーたら王子。いつも近衛騎士のパリエルに叱られてばかりいた。そのミスマルカに大陸制覇を狙う魔人帝国グランマーセナルの精鋭軍団が迫る。軍団を率いるのは帝国随一の戦姫ルナス。家臣たちが徹底抗戦を叫ぶなか、国を託されたマヒロは「話し合いで解決しない?」と腑抜けたことを言い始め…絶体絶命ミスマルカの運命は!?王道“系”ファンタジー堂々の開幕。

現代文明が滅びた後の世界。フリスクとかバイクがいきなり出てくるのでびっくりした。
王道ファンタジーを読みたかったので、読んだのだが登場してすぐにヒロインの胸を触る主人公(王子)というのが変な感じ、それと王子のメイド服に対する強いこだわり、こういうのがあるから王道“系”なのかなと思ったりした。
王子の護衛のパリエルの言葉遣いがどんどん砕けてくるのが面白かった。あと、この世界のメイド強い人がやたらと多いな。
個人的に、ライトノベルでのファンタジーが好きなのでとても面白く読むことができた。
ファンタジーで知略での勝負する主人公も珍しいな(あまりファンタジーを多く読んでいるわけではないから、僕が読んだ本の中ではというくくりで)。

「この国に住む十二歳以上三十五歳未満の全女性にメイド服の着用を義務付けるッ――!!」(21p)

「王子はいまどき珍しい、いいやつだよ」
「よく定型詞として、『どうでも』が付けられますがネ……」(138p)