世界は村上春樹をどう読むか

内容(「BOOK」データベースより)
村上春樹氏の作品は、初めて海外に紹介されてから20年以上経ち、今や30カ国を超える言語に翻訳されている。2006年には日本で村上作品をめぐる国際シンポジウムが開かれ、17カ国の翻訳家、作家、出版者が各国での「ハルキ事情」を縦横に語り合った。本書は、村上作品の魅力が多面的に語られたこのシンポジウムの全記録である。

目次
1 基調講演
2 パネル・ディスカッション 翻訳者が語る、村上春樹の魅力とそれぞれの読まれ方
3 翻訳本の表紙カバーを比べてみると
4 村上春樹と映画
5 ワークショップ
シンポジウムを終えて
付記


翻訳家の話は基本的には好きなので面白く読むことができた。作家のリチャード・パワーズの基礎講演も面白く読めた。
特に面白かったと思うのは、5 ワークショップ の 1 翻訳の現場からで、世界中の翻訳者たちが、村上春樹の短い短編2編を翻訳して、その翻訳について語っているところが面白かった。
あと、シンポジウムを終えてに書いてあるこの会議の参加者による山中湖合宿の話を面白そうなので読みたいと思った。
もっと、翻訳者一人ひとりの話しをもう少し読みたかったです。