鴉 (幻冬舎文庫)

鴉 (幻冬舎文庫)

出版社/著者からの内容紹介
弟・襾鈴の死の謎を追い、兄・珂允は地図にない異郷の村に潜入した。襲う鴉の大群。連続する殺人事件。メルカトル鮎が導く逆転と驚愕の大結末。97年、NO.1ミステリに輝く神話的最高傑作!

内容(「BOOK」データベースより)
弟・襾鈴の失踪と死の謎を追って地図にない異郷の村に潜入した兄・珂允。襲いかかる鴉の大群。四つの祭りと薪能。蔵の奥の人形。錬金術。嫉妬と憎悪と偽善。五行思想。足跡なき連続殺害現場。盲点衝く大トリック。支配者・大鏡の正体。再び襲う鴉。そしてメルカトル鮎が導く逆転と驚愕の大結末。一九九七年のNo.1ミステリに輝く神話的最高傑作。

麻耶さんの小説は、『翼ある闇』、『夏と冬の奏鳴曲』を読んだだけなので、3冊目。
なんで、麻耶さんの小説は、今新品で入手することが難しいような本が多いのかが分からない、発表された時系列順に読みたかったが、『痾』とか『あいにくの雨で』とか、『メルカトルと美袋のための殺人』など読みたいのに、アマゾンでも置いていないし。
 録に近代的な舞台装置がない、異郷の村という設定は、戦後直ぐとかなら、現代という舞台では、違和感を感じる。
 最後のタネ明かしでは、驚いたが、異郷の村という設定がいまいち好みと合わなかった。