龍は眠る

龍は眠る (新潮文庫)

龍は眠る (新潮文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
嵐の晩だった。雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京に向かう道すがら、道端で自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。何となく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。「僕は超常能力者なんだ」。その言葉を証明するかのように、二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それが全ての始まりだったのだ…宮部みゆきのブロックバスター待望の文庫化。

宮部さんの小説は3年位前に、火車模倣犯を読んで以来なのでかなり久々。
エスパーとかオカルトっぽい要素が面白いサスペンス小説。特殊な能力を持っている人物が出てくるけど、その特異性が事件の現実性のある描写から浮かないで違和感を感じずに読み進められるのが良かった。
宮部さんの作品を久々に読んだけど、結構分量があるのにスラスラと読めて、読みやすかった。