須賀敦子全集 第5巻 イタリアの詩人たち、ウンベルト・サバ詩集ほか

内容(「BOOK」データベースより)
詩への愛こそ須賀文学の核心だった。亡夫への思いをこめて訳したサバ詩集をはじめ、詩を読む喜びに満ちたアンソロジー

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
須賀 敦子
1929‐98年。兵庫県生まれ。聖心女子大学卒業。上智大学比較文化学部教授。1991年、『ミラノ 霧の風景』で女流文学賞講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


この巻は、須賀さんの翻訳した詩が主。
イタリアの詩人達
詩の前に詩人の経歴についての説明が挟まれているので、詩だけではそんなに読めないけど、説明が間に挟みこまれていることで読みやすくなっている。

ウンベルト・サバ詩集
サバは、須賀さんのエッセイでも何回も出てきているので、それで知っていた作家。エッセイやイタリアの詩人たちでも扱われているので、ある程度須賀さんが愛着のある作家ということで、興味深く読んだ。

ミケランジェロの詩と手紙
ミケランジェロは、有名な彫刻家ということしか知らないので、あまり楽しめなかった。

歌曲のためのナポリ詩集
ナポリ民謡を知らないし、音楽の歌詞だけ読んでいてもなんかむなしい。だから個人的には、ナポリ民謡の歴史についての文章くらいしか面白いと思うようなところがない。