続審問

続審問 (岩波文庫)

続審問 (岩波文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
ボルヘスのエッセイの極北。古今東西の作家や文学作品を思いも及ばぬ驚異的な連想力で結びつけ、作家をつうじて現れた文学表現の総体性もしくは伝統を論じる文学論の奇観。短篇小説と同じよろこびを感じながら読むことができる。底知れぬ奥行きをもつ評論集。

2ヶ月くらいかけて少しずつ読み進めていたがようやく読了。
読む前はエッセイ集ということで、ボルヘスだといっても、案外軽く読めるのではないかと思ったけど、エッセイ一つ一つが濃くて、なかなか思うように読み進められずに、一日1篇2篇読んだり読まなかったりしていたので、読み終えるのに時間がかなりかかってしまった。
エッセイは、文学や作家についての評論や哲学についてのものなど、エッセイというと身の回りの何某かを書くようなものだと思っていたけど、本書は書籍や思想についてのボルヘスの考察が書かれている。