私の美の世界

私の美の世界 (新潮文庫)

美への鋭敏な本能をもち、食・衣・住のささやかな手がかりから〈私の美の世界〉を見出す著者が人生の楽しみを語るエッセイ集。

森茉莉さんの、エッセイ。森茉莉さんの著作を読むのはこれが初めて。
森茉莉さんは、少し前から気になってはいたので、近くの本屋にあったら買おうと決めて本屋に出かけたが、小説あったらそっち買ったとは思うけど、この本しかなかったのでこの本を購入。そんな理由で買った本だけど、エッセイも最近読書ペースが落ちているので、読書ペース上げるためにも軽く読める本もいいかな。とか思っていたが、３００ページ程度の本なのに、思ったより読むのに時間がかかってしまった。
当時のことを知らないので、この本の魅力を十分に楽しめたとはいえないかもしれないけど、興味深く読めた。
西洋贔屓で、日本の現在（当時）について、色々と貶しながらも、いやみを感じないような、エッセイ。
これを読んだ後、『恋人たちの森』を買ったんだけど、まだ読めていない。