世界の涯の物語

世界の涯の物語 (河出文庫)

世界の涯の物語 (河出文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
現代ファンタジーの源流であり、いまなお魔法のきらめきを失わない特別の作家ダンセイニの初期幻想短篇集二冊を完全収録。盗賊サンゴブリンドに下された過酷な運命。“絶無の都”へいたると予言された子供の旅。老人から買った魔法の窓が見せたもの。水夫が偶然知った海の秘密…。神話的な物語に、ユーモアに満ちたほら話が織りまぜられた珠玉の三十三篇。

ダンセイニ、有名なファンタジー作家だけど、読むのは初めて。
一篇は、ほとんどの作品が10ページ弱という短い作品なのに、内容は濃くて、面白い。つまらない作品もないし、多彩な内容で飽きることもなく読むことができた。全体的に高品質な短編集。濃い分、読むのに結構時間がかかってしまった。