狼と香辛料 13

ノーラが主人公の書き下ろし中編を収録した短編集第3弾!!
 リュビンハイゲンでの金密輸騒動のあと、羊飼いをやめたノーラはエネクとともに旅に出ていた。服の仕立て職人になる夢を叶えるため、人手を必要とする町に向かっていたのだ。その道中、ノーラは何者かに襲われる教会の司教を助けることになる。司教が向かう先もまた、ノーラと同じく「疫病で人口が減ってしまった町」で──!? ファン必読の、ノーラの後日談を描く書き下ろし中編「羊飼いと黒い騎士」を収録。
 さらに、「電撃文庫MAGAZINE」、「電撃「マ)王」付録冊子に掲載されたホロとロレンスの短編3編も収録した、豪華4本立ての短編集第3弾!


コルが出てくる以前の、本編から見ると大分前の話。
狼と銀色のため息はホロ視点の話。145ページの挿絵のロレンスの表情が面白い。
ノーラの後日談の中篇は、元牧羊犬エネクの視点で進む話、本編では、ホロが入るから最悪の事態にはならないだろうと楽観して読んでいられるけど、ノーラは、あとがきにも不幸タイプと書かれていたけど、どうも作中の雰囲気が不穏なものになるとどうも不安になるよね。まあ、メインじゃないキャラの再登場作で良くない終わりになるわけでないとわかっているのだけど。
収録作の中では、狼と桃のはちみつ漬けが一番好き。