[映]アムリタ

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

[映]アムリタ (メディアワークス文庫 の 1-1)

内容(「BOOK」データベースより)
自主制作映画に参加することになった芸大生の二見遭一。その映画は天才と噂されるつかみどころのない性格の女性、最原最早の監督作品だった。最初はその天才という呼び名に半信半疑だったものの、二見は彼女のコンテを読み始めた直後にその魅力にとりつかれ、なんと二日以上もの間読み続けてしまう。彼女が撮る映画、そして彼女自身への興味が二見を撮影へのめりこませていく。そしてついに映画は完成するのだが―。第16回電撃小説大賞メディアワークス文庫賞”受賞作。

 だが、残念なことに、それらの他店にない魅力的な作品たちは、考古学者が貝塚を調査して発見したという古代テクノロジー・VHSで保存されている。加えて外箱も「巻き戻してご返却ください」という意味不明の古代言語が書き添えられている。お客さんもやはり意味が分からないと借りにくいようで、レンタルの回転率は非常に悪い。
 以前の僕はこの店の前を通るたびに、何故つぶれないんだろうなぁと思っていたが、実際に中で働いてみると何故つぶれないんだろうなぁと思う。(13-14P)


メディアワークス文庫賞受賞作。
笑えるような、面白い文章で、次にどんな作品を書くのか分からないけど、次の作品が出たら買うと思う。ミステリー作品。
天才・最原最早は、西尾さんの作品とかに出てくるような天才のキャラクター。彼女が作るような問答無用で全ての人を揺さぶるような作品、そんなものが本当にあったとしたら是非体感してみたいね。