閉じた本

閉じた本 (創元推理文庫)

閉じた本 (創元推理文庫)

内容紹介
事故で眼球を失った大作家が、自伝執筆のため口述筆記の助手を雇い入れる。執筆は順調に進むが、何かがおかしい……。彼は何者なのか? 会話と独白体のみで綴られた異色作。

帯に書いてある、『会話と独白のみの快作 緊迫の異色ミステリ!』というので、こういう奇抜な着想の変わった作品は、好みなので楽しんで読むことができた。
会話と独白だけだから、読みやすいし、読むペースもいつもより速くなる。主な登場人物が二人だけだから、誰がどの台詞を言ったのかと混乱することもないし。終わり方も好きな感じ。