火の国、風の国物語6 哀鴻遍野

内容(「BOOK」データベースより)
「ジェレイドどの。王女として、解放軍に命令を下す、軍勢を率いて王国軍とともに、祖国を守るべく戦うのだ」ともに主張を譲らない和平交渉の場で発せられたクラウディアの提案。すべては民のため―強い意志と揺るぎない信念が紡ぐ王女の言葉に、北の軍から国を救うべく、王国軍と解放軍は互いの手をとりあうことに。しかし軍備を整える間にも、残虐な北の傭兵軍によって村は蹂躙され、人々は虐殺される。危機に瀕する北の民を一刻も早く救うため、一騎当千の力をもつ“赤の悪魔憑き”と“風の戦乙女”二人の英雄は互いの命を預け、ついに共闘す!北の民の命運は今、彼らに託された。

ノーラッドとかバルティアスなど、騎士、貴族の側にも肩入れのできる登場人物が描かれているのが嬉しい、今まで騎士、貴族側には好感をもてるようなキャラクターが少なかったから。バルティアスとヴェリックたちの超人のいない戦争のシーンも、面白かった。
今までも好きじゃなかったけど、最後の間章 謀略で、ジェレイドが謀ったことを見ると、決して好きになれないことを確認、ジェレイドが反乱軍の要だということがわかっているけど、反乱軍側のキャラでは一番苦手。