陽気な黙示録―大蟻食の生活と意見‐これまでの意見編

内容(「BOOK」データベースより)
「賢くあることで大損するくらいなら、我々は愚かなままでいるべきなのだ」(『我々は愚民である』)、「アメリカの大統領選、あれくらい全世界に迷惑を及ぼすものはない」(『アメリカに帝政を!』)…戦争、9・11、メディア、論客、文学から現代美術、美食、近所の犬についてまで、辛口批評で知られる著者が本音で語り尽したエッセイ集。文句のある奴は前へ出ろ!単行本未収録作多数を加えた増補版。

佐藤亜紀さんのエッセイ。
わりと言葉が過激なので、そういうのはあまり得意じゃないけど、露悪的なものや超悲観主義的といった類のものではなく、率直に言っているだけだと思うので、わりと読みやすかった。政治のことについてのエッセイは、理想論にならずに現実的で、個人の視線から語っているので、理解や共感をしやすかった。