ミスマルカ興国物語 VI

内容(「BOOK」データベースより)
帝国との膠着状態が続くなか、中原諸国は王族の誕生日が集中する“黄金月間”に突入していた。神殿教団枢機会の分裂によって、次の紋章探しが難しくなり、暇をもてあますマヒロは、王の代理として挨拶回りに出発する。諸国の実情を見極め、あわよくば帝国に対するカードにする目論見があったが、中原でも指折りの古狸・ゼムン王によって、逆に厳しい勝負を迫られてしまい―。持てるすべてを賭けた、苛烈でシビれる一夜が幕を開ける。

P21の挿絵を見て、エミットがマヒロとそんなに背が変わらないようなので、エミット以外と背が高い。
ジェスの西域に行っていた頃の過去や、マヒロの父ラヒル王の過去で、新しく明らかになった事実は面白かった、ラヒルは今までどのような人物なのかよくわからなかったけど、この巻で知った過去で、少し好感をもてるようになった。
あとがきに中短編集的に仕上げようと試みたと書いてあったけど、そのおかげなのか、中だるみがなくて、最後まで楽しんで読むことができた。