ただマイヨ・ジョーヌのためでなく

内容説明
過酷な人生を鮮やかに生きる、勇気の記録 25歳で癌を患い再起不能を宣告されたランスは、再び自転車に乗ることを決意。過酷なツール・ド・フランスで復活優勝を遂げ、さらに7連覇の偉業を達成する。
内容(「BOOK」データベースより)
ランスは、25歳で睾丸癌を発病。生存率20%以下、苦しい闘病生活を経て、再び自転車に乗ることを決意する。世界一過酷なツール・ド・フランスで復活優勝を遂げ、栄光の黄色いジャージ、マイヨ・ジョーヌを着る。さらに7連覇の偉業を達成。過酷な人生を鮮やかに生きる勇気の記録。

自転車の有名なプロ選手の自伝。自伝の類を読むことがあまりないので新鮮な感じ。
癌が治ったあとの日常への回帰の苦しさが語られているのが、そういうことについて考えたことがなかったので関心を抱いた。この本に出てくるほかの選手も知っている人からすればどういう感じの人か容易に思い浮かべることができるのだろうけど、僕はよく知らないので、なんとなく同じチームの人か競争相手というかなり大雑把な感じでしか想像できなかった。あと、時折自分以外の人の内面描写が描かれているのが少し気になった以外は、面白く読むことができた。