グミ・チョコレート・パイン


グミ・チョコレート・パイン パイン編 (角川文庫)
グミ・チョコレート・パイン チョコ編 (角川文庫)
グミ・チョコレート・パイン グミ編 (角川文庫)
















内容(「BOOK」データベースより)
大橋賢三は高校二年生。学校にも家庭にも打ち解けられず、猛烈な自慰行為とマニアックな映画やロックの世界にひたる、さえない毎日を送っている。ある日賢三は、親友のカワボン、タクオ、山之上らと「オレたちは何かができるはずだ」と、周囲のものたちを見返すためにロックバンドの結成を決意するが…。あふれる性欲と、とめどないコンプレックスと、そして純愛のあいだで揺れる“愛と青春の旅立ち”。大槻ケンヂが熱く挑む自伝的大河小説、第一弾。

大槻ケンヂさんの小説を読むのはじめて。青春小説、途中途中で作者の声が入ってくるおかげで、重苦しさや痛々しさをそんなに感じることなく読み進めることができた。
ヒロインの山口美甘子は話が進むほど、常人離れしてくるなあ。
17歳でヌードと読んで、そのころ児ポ法どうだったのだろう考えてしまったよ。
パイン編を読んで、80年代のアイドルとかそういうものに対する一般社会の見方というのは、大げさに書いているのでなければいまとはかなり違ったんだと思ったけど、それがどういうものなのか中々、(現在のテレビとかにも疎いので)個人的には想像しにくい。
この本の登場人物の中で、羽村一政が一番いい人だね。