坂の上の雲 1
- 作者: 司馬遼太郎
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1999/01/10
- メディア: 文庫
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同じ松山で生まれ育った正岡子規と、日露戦争で活躍した秋山兄弟。子規は病と闘いながら俳諧の革新に挑み、秋山兄弟はそれぞれ日本の騎兵、海軍の技術向上に尽力した。当時最強とうたわれたロシアのコサック騎兵を打ち破るべく、ひたすら仕事に打ち込む兄好古と、文学の世界に未練を残しながらも海軍に入隊し、海軍戦術を研究し続けた弟真之。2人のまじめな努力の成果は、歴史が証明している。誰もが立身出世を目指した時代に、彼らがどうやって自分の人生の意義を見出したのか。そんな視点から読んでみるのもおもしろい。
司馬遼太郎の大河小説の中でも、本書は特に評価が高く、ビジネスパーソンをはじめ、多くの人々に読まれている。改革の時代にこそひも解きたい、そんな1冊である。(土井英司)
ドラマ化された(ている?)ものは、見たり見なかったりとちゃんと通しては見ていなかった。基本的に話題になっているものは少し読みたくないんだけど、先月、燃えよ剣ではじめて司馬遼太郎さんの小説を読んで他のも読みたいと思っていたので、手に取った。ドラマはしっかりとは見ていなかったのだけど、それでも読むと見ていた場面ではその映像が頭に浮かぶのは、映像の印象って強いなあ、ドラマとか映画になった作品をその映像化されたものを見たあとには読まないので不思議な感覚。まあ、元々ドラマや映画はほとんど見ないけど。
歴史の本を最近読んでいるけど、そのときに同じところを何回か読み返す癖みたいなものがついてしまったようで、それに気づいて直すまではやたらと読むペースが遅くなってしまっていた。
好古、こういう豪傑肌の人は個人的にはあまり好きじゃないなあ。この時代の学校がどういう階層になっているのかよくわからない。あと印象だけだけど学校をわりと簡単に辞めるなあ、当時の学校はできたばかりだから社会的な位置づけが現在とは違うからだろうけど。