飛鳥・奈良時代 日本の歴史 2

飛鳥・奈良時代―日本の歴史〈2〉 (岩波ジュニア新書)

飛鳥・奈良時代―日本の歴史〈2〉 (岩波ジュニア新書)

内容(「BOOK」データベースより)
推古天皇小野妹子らを正式に遣隋使として送ったのが西暦六〇七年。以後、激動する東アジア状勢の下、わが国は懸命に大陸の先進文明の摂取に努め、多くの困難を乗り越えて独自の律令国家を築きあげた。仏教弘布、律令制定、東大寺大仏開眼から平安京遷都まで、動乱の二百年を活写する「日本の歴史」シリーズ第2巻。

歴史の本としてはこのシリーズは読みやすくていい、それまで読んでいた歴史の本が翻訳されたものばかりだったからよりそう感じるのかもしれないけど。
前の巻よりも資料があるから、人物や物語を感じられて良かった、特に聖武天皇が戦闘中に『思うところあって』と理由をつげずに伊勢に向かってしまうエピソードは面白かった。朝鮮半島の国々とは案外接触が多いなあ。『若い夫婦は、自分たちの妻屋を新しくつくるのが古代の慣習であり、特に父母と息子夫婦、兄夫婦と弟夫婦とは、別居するのが一般であった。(136P)』、古代って意外と核家族だったのか。