氷結鏡界のエデン3 黄金境界

内容(「BOOK」データベースより)
「…あなたは、わたしと真逆だ」絶望的な戦闘で、なおマハに挑むシェルティスを華宮は見つめる。「あなたは、あなたを信じる人を―信じられるのですね」巫女を守護する正護士を目指し、モニカの部隊に入るシェルティス。そこで彼を待っていたのは、3人目の隊員候補生・華宮だった。あなたには“過去”がない―異端ゆえ経歴を消去されたシェルティスは、華宮に不信を抱かれてしまう。そんな中、他部隊が何者かによって壊滅する事件が発生。真相を追うシェルティスと華宮の前に、圧倒的強さを誇る沁力術士『黄金のマハ』がたちはだかる。世界の理に拒絶された少年が絆を奏でる、重層世界ファンタジー

今巻はシェルティスが振り回されている感じがしないので、楽しく読むことができた。悲観的なキャラクターを物語に入らせる、強引なキャラがいるといつまでもうだうだやっていないで、物語に入るのが早くなるのはわかるけど、強引なキャラは苦手なので。特に主人公が流されるようなキャラの場合は。
新しいキャラクターの華宮、頭がいいのに最終的に友情とか信頼で動いちゃうのが良い。
敵の組織がでてきた。どういう目的かはわからないけど、実力派ぞろいということは絡め手とかつかわなそうなのは安心。主人公が敵の絡め手で窮地とかそういう展開は個人的に好みじゃないので。