長距離走者の孤独

長距離走者の孤独 (新潮文庫)

長距離走者の孤独 (新潮文庫)

出版社/著者からの内容紹介
奴らはずるい。が、おれも負けずにずるい。盗みの罪で感化院へ入れられた非行少年の、権威に反抗するアナーキーな憤りを描いて青春の生命にあふれた話題作。第1作品集。(解説・阿部 昭)
有名な作品だけど、読み始めるまで短編ということを知らなかった。

解説にあるように、労働者階級の生活を労働者側から描いた作品で、その主人公たちの向上心を描いたものでなくその階級の平凡な若者を書いた、という意味では画期的なの(だったの?)だろうけど、個人的にはあまり好みの作風ではないので読み進めようとする意欲があまりわかなかった。