パンツの面目ふんどしの沽券

パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫)

パンツの面目ふんどしの沽券 (ちくま文庫)

内容(「BOOK」データベースより)
十字架上のイエス・キリストの下着はパンツか、ふんどしか、腰巻か。幼少期に芽生えた疑問を心の中であたため続け、長じて作家となった著者は、パンツ・ふんどしをめぐる世界史的な謎の解明に挑むことになる。前人未到の試みとして「ちくま」連載中から話題騒然となり、没後、「最も米原さんらしい本」と評される、抱腹絶倒&禁断のエッセイ。

米原万里さんのエッセイは安定して面白いから定期的に読んでしまうなあ。
タイトルどおりパンツ、ふんどしについての話が最初から最後まで続いている。パンツ、ふんどしについての歴史をまじめに語っているところも語っているものがものだから可笑しく感じるなあ。ふんどしをつかっている(いた)ところは広い範囲に及んでいるのはかなり意外だった。ひとつの生活用品についてこんなに詳しく、歴史をさかのぼって調べるような作品を読むのは初めてだが面白かった。