悦楽の園 上
- 作者: 木地雅映子,宇野常寛,五十嵐 大介
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2010/05/07
- メディア: 文庫
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内容紹介
なんで、生きづらいんだろう。ヒロインは中学生の真琴。「空気」でごまかしながら
生きることを軽蔑し、「正しく引きこもる」強さを
身につけている少女だ。
――宇野常寛(解説より)イラスト:五十嵐大介
内容(「BOOK」データベースより)
革命家だったとも言われる父と、当時15歳の母とが「妥協」せずに生まれた娘・相原真琴、13歳。妥協に背を向け、クラス内で特殊な立ち位置の優等生へと育った彼女は、ある日、迫害されている同級生・南一に出逢う。彼の描く絵は、周囲には理解できない特殊なものだった―。孤高の青春を生きる少年少女たちが出逢い、時に傷つけ合い、時に惹かれ合う様を軽妙な筆致で綴った、圧倒的な青春小説・前編。
木地さんの小説は面白いけど、スクールカーストものというかそういうのは苦手なので読み始めるまで結構躊躇してしまう。読み始めるとすごく読みやすいのだけど。
個人的には主人公らにあまり肩入れできないなあ。周囲の人間はあんまり描写されていないので、どちらにも肩入れせずに気楽に読めることは、個人的にはスクールカーストの話は誰かに肩入れしたら読んでいて辛くなるからいいことだけど。